婦人科受診のタイミングについて
2024/08/08
今まで一度も婦人科を受診したことがない方もいらっしゃると思います。
病気の予防や早期発見など、婦人科受診は女性の健康管理において非常に重要と考えています。以下に婦人科受診をお勧めしたいタイミングについて説明します。
定期検診
01.
女性の健康を維持するために、定期的な婦人科検診が推奨されます。一般的には以下のタイミングで受診することが望ましいです。
・年に一度の検診: 子宮頸がん検査や超音波での子宮卵巣チェックを含む定期検診を受けることで、早期発見と予防が可能です。初めての検診は20代から始めることが推奨されます。
異常を感じた時
02.
以下のような症状や異常を感じた場合は、婦人科を受診することをお勧めします。
・生理不順: 生理の周期が乱れている、または長期間生理が来ない場合。
・異常な出血: 生理以外の時期に出血がある場合や、生理中の出血量が今までに比べて多くなった場合。
・生理痛の悪化: 今までの生理痛よりも強い痛みが出てきた場合。
・おりものの異常: おりものの色やにおい、量が通常と異なる場合。
・かゆみや痛み: 外陰部や膣のかゆみ、痛み、腫れが続いている場合。
・腹部の不快感や痛み: 下腹部の持続的な痛みや不快感がある場合。
・更年期の症状が現れた時:閉経前後に差し掛かると、様々な症状が現れることがあります。代表的な症状はホットフラッシュ(のぼせやほてり)、不眠症や気分の変化、肩こり、手指のこわばりなどがあります。そのような症状が見られた場合は、婦人科を受診して他の疾患との鑑別も必要です。当院では超音波による骨密度測定も行っています。
妊娠を希望している時
03.
妊娠を希望している場合は事前に婦人科を受診することで、妊娠前の健康状態を確認し必要な予防接種や内服薬の相談などをすることができます。当院では自費検診としてプレコンセプションチェックも行っております。
皆様それぞれのタイミングで婦人科を受診していただき気になる症状に早期に対処することで、健康を維持し病気の予防や早期発見が可能となります。自身の体調に注意を払い、いつもとちょっと違うなと感じたら、遠慮せずに婦人科を受診してみてください。