インフルエンザ予防投与について
2024/12/10
インフルエンザ予防投与についてです。
インフルエンザ感染予防を目的とした抗インフルエンザ薬の予防投与(自費)に関するご案内です。インフルエンザウイルス感染に対する予防内服に関しては医師の判断となりますので、ご希望の場合には医師とよく相談いただきますようお願い申し上げます。また、予防投与は自費診療となります。予めご了承の上ご予約をお願い致します。ご不明点等ございましたら、クリニックまでお問い合わせください。
予防投与の対象者
薬剤の添付文書上における予防投与は、「インフルエンザウイルス感染症を発症している患者の同居家族又は共同 生活者である下記の者を対象」となっております。
1. 高齢者(65歳以上)
2. 慢性呼吸器疾患又は慢性心疾患患者
3. 代謝性疾患患者(糖尿病等)
4. 腎機能障害患者
薬剤の安全性はある程度確認されておりますが、添付文書上にないご対象者への予防投与については大きな副作用が出た場合、厚生労働省の「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になる可能性があります。例えば受験前の方などに関しては薬剤の添付文書に記載されていない使用法のため、万が一重い副作用が出現した場合でも同制度の対象とならず補償が受けられません。ご了承ください。
予防投与の診察も医師法に則った医療行為になりますため、医師法第20条により無診察治療が禁止されております。処方を受けるご本人の受診がない場合には処方できかねますので、ご本人さまの受診をお願いいたします。
予防投与開始時期
インフルエンザ発症者あるいはウイルス排泄期間(発症2日前から発症日まで)にある方と濃厚に接触した場合で、接触後48時間以内に抗インフルエンザ薬を投与することが推奨されております。接触後48時間経過後に投与を開始した場合における有効性を裏付けるデータは得られていません。
使用する薬剤
予防投与としての抗インフルエンザ薬は、オセルタミビル(タミフル後発品)を使用します。当院では予防投与としてオセルタミビル1回75mgを1日1回、10日間処方します(自費処方)。
予防投与の費用(自費)
予防投与は保険適応外となりますため自費となります。インフルエンザウイルス感染に対する予防投与における診察料金は6600円(診察料、処方料込み)です。